必読書

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

政治、教育、行政に関わる方全てに読んでいただきたい。必読書。
「子どもの貧困率」という概念に基づいた分析の結果、著者は
「(OECD)18カ国中、日本は唯一、再分配後所得の貧困率のほうが、再分配前所得の貧困率より高いことがわかる。つまり、社会保障制度や税制度によって、日本の子どもの貧困率は悪化しているのだ!」という結論を導く。全体に非常に冷静な記述の中でこの部分だけ「!」がつけられていることに著者の思いがこめられている。
今、日本の「貧困論」を深化すべき時。