地域包括ケア研究会 報告書

Aさんから、「読んでいるか」とチェックされていた。読んでなかった。つまり、自己流でした、認めます。
読んでみると、ナーんだみんな同じようなことを考えているんだな、と。(現実に縛られていない分、僕のほうがもっと大雑把で根源的だけど)

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/05/h0522-1.html

そこで、僕の感想。

 はっきりした記述になっているのは「1、地域包括ケアシステム」の部分だけ。「2、」以降は、「必要ではないか」「検討すべきではないか」のオンパレードで、まさに「論点整理」という副題にふさわしい報告書と言える。だがしかし、そこをこの研究会に求めるのは無理。まさに「全国一律の画一的なシステムではなく、地域ごとの特性に応じて構築されるシステムである」とあるとおり、地域で創造してゆくしかないのだ。そこに、今実際に着手すべきである。
 公的な役割について明確にされておらず、残念である。「公助」という言葉はあるが、その重要性については十分に押さえられていない。全体の地域計画の策定には公的関与は不可欠である。また、「24時間体制の地域のサービスステーションの構築が不可欠」と述べられているが、この項において公的関与の問題には触れられていない。最大の弱点だと考える。
 施設と在宅の壁を取り払うようなイメージの提起がほしかったな。
 などなどいろいろあるが、やっぱりみんなこれは一度読んでおいたほうがいいのでは。あ、読んでなかったのは僕だけかな・・・